昌原アジアアートフェスティバル(終了しました)



展示風景。


韓国南部、釜山から一時間ほどの昌原(チャンウォン)市にて開かれるチャンウォン アジア アート フェスティバルに参加します。日本からは私と木村了子さん http://ryokokimura.com が参加します。
Changwon Asia Art Festival
http://cwcf.or.kr/art_info/art_info_view.asp?p_idx=293&USER_agent=pc

会場:ソンサンアートホール (昌原市庁そば)
地図:http://map.konest.com/dpoi/100423365 (日本語)
会期:2014年4月19日(金)から27日(日)
交通:釜山からの場合。金海国際空港もしくは釜山西部バスターミナルからバス。40~50分くらい。


昌原市公式サイト:http://jpn.changwon.go.kr/new/jsp/main/main_new.jsp (日本語)



suns 新作展

終了しました。展示風景。


2月14日より横浜、黄金町mujikoboにて個展を開催します。

「ぬなやかな鏡 / Slithy Mirror」
会期:2月14日〜23日 13:00〜19:00 月火水休
会場:mujikobo http://mujikobo.com/
場所:神奈川県横浜市中区黄金町2-8-5 黄金ミニレジデンスC
交通:京浜急行電鉄黄金町駅」より徒歩1分
概要:近年「suns」というタイトルで水面に映る太陽の写真を撮りづけています。今回は昨年のBankARTでのアーティスト・イン・レジデンス中に制作した作品を、制作地である横浜にて発表します。カラー写真8点。聞きなれない「ぬなやかな」とは鏡の国のアリスに出てくる「かばん語」、水面に視覚や認識についての「意味のかばん」を見出そうとするものです。

http://www.tokyoartbeat.com/event/2014/4EC3
http://www.artgene.net/detail.php?EID=15433

BankART AIR 2013

終了しました。お越しくださった方々、ありがとうございました。

BankART Studio NYK アーティスト イン レジデンス 2013 参加中です。
12日金曜日よりオープンスタジオです。
http://www.bankart1929.com/
会期:2013年7月12日(金)- 21日(日)
時間:11:30-19:00
入場:無料
http://bankart1929.seesaa.net/article/364358001.html



7月22日

7月15日

7月12日

7月9日

7月7日

7月1日

6月30日

6月16日

6月6日

5月28日

5月23日

5月21日

写真に対する日本的アプローチとは

アサヒカメラ1965年8月号に「写真に対する日本的アプローチとは」という記事があり面白いので一部(半分近いけど)を紹介。
ルック誌の写真技術部長アーサー・ロスタインがU.Sカメラ誌6月号に「日本の写真における文化的影響」というタイトルで寄稿したものを、アサヒカメラが世界の写真雑誌からという頁で紹介しています。翻訳者はわかりません。

―日本の人々の写真に対する興味と愛着が何によるものか、そのわけはたぶん日本人の芸術に対する態度を検討することによって見出だせるだろう。日本人は何世紀にもわたって、自然の移り変わるムードと無限の細部をこまかく観察してきた。そして写真は、この表現のための大衆的な方法を供給するためのものだったのである。
―日本のカラー写真家の作品は、かれらの伝統的な芸術館や文化館によって影響されてきた。
 それはフラットな、非彫刻的な効果を特徴とし、コントラストはライティングよりも、むしろ色のバリエーションによって生みだされている。
 もう一つの日本の写真の特性は、不均整な構図である。シンメトリカルでない構図が特質の一つとなっているが、その根本の概念は不完全なものだけが、いまなお生存の過程の中にあるという考え方にもとづいている。
 日本の写真家は、かたちの洗練と単純さの表現に余念がない。そして日本人にとって好ましい効果は、“渋い”ということなのである。

アーサー・ロスタイン, p.214, アサヒカメラ65年8月号
後半ではニューヨークでの第一回国際写真展での木村伊兵衛の作品について触れながら日本の写真作品の特質について書いています。

17日追記:アーサー・ロスタインArthur RothsteinってFSAプロジェクトのメンバーでしたね。今ではあまり作品を目にすることが少ないと思います。検索すればすぐに出ますがリンクを張ります。
http://en.wikipedia.org/wiki/Arthur_Rothstein
http://memory.loc.gov/ammem/fsahtml/fachap05.html
http://arthurrothsteinarchive.com/

展評

CNBという韓国のメディアに個展の紹介をしていただきました。文章はコーディネートをしていただいたジャン・スジョンさん。
自動翻訳、「単純な絵画的舞台超越、認知心理学の世界へ招待」っていうタイトルは嬉しいですね。
http://translate.google.co.jp/translate?sl=ko&tl=ja&js=n&prev=_t&hl=ja&ie=UTF-8&layout=2&eotf=1&u=http%3A%2F%2Fweekly2.cnbnews.com%2Fcategory%2Fread.html%3Fbcode%3D9510&act=url
原文
http://weekly2.cnbnews.com/category/read.html?bcode=9510


こちらはハンギョレという日刊紙に載せていただいた展評。あまり個展の展評を載せることがないそうで嬉しい限りです。
自動翻訳
http://translate.google.co.jp/translate?sl=auto&tl=ja&u=http%3A%2F%2Fwww.hani.co.kr%2Farti%2Fculture%2Fmusic%2F561907.html
原文
http://www.hani.co.kr/arti/culture/music/561907.html

南條敏之 新作展 Toshiyuki Nanjo - New Works




http://www.hrdfineart.com/exb-nanjo12.html
会場:Space O'NewWall(スペース・オニュウォール)http://onewwall.com
ソウル特別市 城北区 城北洞 52
地図:http://map.konest.com/saddr/1129010100%7C52?ln=1&stype=all&cp=1&cx=311852&cy=555189&lv=11&info=ad&idx=1129010100%7C52
会期:2012年11月10日〜12月9日
オープニングレセプション:2012年11月10日 17:00〜

展覧会概要

写真作家・南條敏之の個展を韓国・ソウルにて開催いたします。
南條はこれまで、東京を中心とする国外はもとより、韓国でもグループ展等で幅広く展示を行ってきましたが、本展は南條の海外初個展となります。

南條の写真作品は装飾的・感傷的な要素を削ぎ落したストイックな画面を特徴としていますが、そこにはある高度な抑制された美しさ、繊細かつ思索的な美しさを認めることができます。技術に裏打ちされた撮影手法によって偶然性をもコントロールして生み出される南條の作品は、人間の視覚の特質と、写真が本来備える特徴とが巧妙に絡み合いながら、静かな問いを発し続けています。

本展では、「suns」シリーズの未発表作を中心とした十数点が展示されます。タイトルが示す通り、川などの水面に反射する太陽の光の痕跡・軌跡を長時間露光によって捉えたこのシリーズは、南條が近年継続して取り組み続けているものです。水面に反射した太陽の光は、水の動きによって様々に姿を変えていきます。あるものは線描のように渦を巻き、あるものは爆発のように拡散し、またあるものは銀河や星雲のようにぼんやりと空間に漂っているかのようです。

ここに写し出されているものが太陽光の反射であるということを知っている私たちは、南條の作品を「太陽光の写真」と呼ぶことにあまり抵抗を感じませんが、しかし、本当にそう言えるのでしょうか? 本物の太陽=光源は画面の枠の外、カメラの後ろ(つまり私たちの後ろ)のどこかにあります。実際に目に見えるのは水面の水の姿であって、太陽そのものではありません。実際のところ、太陽の光は空間全体を満たしています。「suns」という複数形のタイトルが示唆するように、本来唯一の存在であるはずの太陽の光は、実は様々に異なる容姿をまとって、様々なかたちで無限に遍在しているとも言えるのです。

南條は、光のみが抽出され、純粋な美しさを備えたこれらの写真画面を通じて、この「無限」への気付き、そしてそこから生じる驚異や畏怖、賛嘆の念を表現しようとしているのかもしれません。

HRDファインアートの企画により開催される本展の会場は、ソウルの独立系オルタナティブ・スペース、Space O'NewWall(スペース・オニュウォール)です。

http://onewwall.com/2012/10/24/toshiyuki-nanjo-solo-show-new-works/